セダム2種類が花壇からはみ出て増殖しています。
眺めていると、私の前立腺癌が増殖しているようにも見えてしまい、思わず「ドキッ」としてしまいます。
昨年4月に前立腺生検を受け、1年間の監視療法を行いました。そして、今月2回目の生検を受けてきました。
はたして私の前立腺の癌細胞はどうなっているのでしょうか?あまり増殖していなければよいのですが。
生検は午前中に行い、一泊して翌日の午前中に退院となりました。2度目になると、いろいろ慣れてきて、順調に終わりました。
生検は前立腺に針を刺して、細胞を採取し、そこに癌細胞があるかどうかを調べるために行います。
前立腺は、立った状態で膀胱の下にあり、尿道を取り巻くように存在しています。
大きさは栗くらいだそうですが、私の場合は肥大していて通常より二回りほど大きいと言われました。
具体的にどのくらいの大きさなのかは、よくわかりません。
検査は手術室で行われ、麻酔は腰椎麻酔です。
背中から針を刺して、下半身だけを麻酔します。
麻酔が効いているかどうかは、麻酔科の先生によるチェックで確認されました。
麻酔が効き始めた後、生検担当の先生から「だるまさん、痛くないですか?」と聞かれ、「え?何も感じません」と答えたところ、「今、針を刺しています」と言われ、再度「え?何も感じません」と答えました。不思議です。どうなっているのでしょうか。
いよいよ生検が開始されました。
検査は専用のベッドに横たわり、足を上げて股を開いた状態で固定され、針は股の間から刺します。
肛門からエコー検査機が挿入され、それで前立腺と針の位置を確認しながら細胞を採取していきます。
一般的にはかなり恥ずかしい姿勢ですが、2回目ということもあり、だいぶ慣れました。
今回は生検を担当する先生も麻酔の先生も女性で、さらに看護師二人も女性でしたが、平常心を保つことができました。
人は何でも慣れるものですね。
細胞を採取する際、「ガチャン」という大きな音が響きます。
初回の時は、看護師が「1番でーす」と言うと、その後「ガチャン」と大きな音がして
「2番でーす」「ガチャン」「3番でーす」「ガチャン」と順番に進んだのですが、
今回は番号をいうことはなく、ただ「ガチャン」「ガチャン」の音だけが響きながら進行しました。
当然ですが、痛みはまったく感じません。
全14箇所から細胞を採取し、透明な容器に入れた状態で見せていただきました。
手術室には30分もいなかったと思います。
午前中に終わり、病室に戻り、尿道にカテーテルが挿入されたままベッドで安静にしていました。
麻酔が切れると、尿道がヒリヒリしてくるので、早めに痛み止めをいただきました。
2回目ともなると、このへんも慣れて、少し余裕が出てきます。
翌朝、カテーテルが抜かれるときは結構痛くて、嫌な感じでした。
挿入時は生検後の麻酔が効いている状態で行うので、なんともありませんでしたが、抜くときは違います。
看護師さんは「皆さん違和感があるとおっしゃいます」と言っていましたが、違和感どころではありません。
これは何度経験しても慣れません。
退院後、尿道の痛みや出血はしばらく続くかもしれませんが、2週間後に癌細胞の結果が出るまで待つことになります。
過激な運動は控えねばなりません。
仕事を優先し、始めたばかりの筋トレや水泳は一時中断です。
血尿でパンツが汚れる可能性があるため、紙パンツを履くようにと妻に言われ、そうしてます。
これが結構テンション下がるのですが、仕方ありません。
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