つれづれ#7 迎え盆のため、お墓の掃除をしてきました。

つれづれ日記
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お盆に備えて、お墓の掃除に行ってきました。

暑くなる前に済ませたいと思い、日の出前に出発しました。

例年、誰かしら墓掃除に来ている人がいるのですが、今年は誰もいません。

私が一番乗りです。

まずは草取り。

お墓は広くありませんが、背の低い草が結構生えています。

草取り具を使って、根からしっかり引き抜いていきます。

枯草も散らばっていたので、箒とちりとりで丁寧に掃きました。

次に、手帚で墓石の隙間や表面をしっかり掃除します。

墓石の隙間に入り込んだ土埃は、念入りに取り除かないと、後で拭き掃除をした時に逆に汚れてしまうからです。

水で濡らした布で墓石を拭きます。

今回はホームセンターで見つけた
「使い捨てマイクロファイバークロス」を使いました。

「使い捨て」と言っても、何度も使える便利なクロスです。

濡れたクロスで一度拭いた後、乾いたクロスで拭き上げると、拭き後も残らず、墓石がきれいになりました。

黒御影石の表面を順に拭き磨き、乾いた鳥のフンも簡単に取り除けました。

さすがマイクロファイバークロスです。

花立てや線香受け皿も寺の洗い場でよく洗い、元の位置に戻します。

水をたっぷり入れたコップを墓石の手前に置きました。

空は青く晴れていますが、東の空には雲が広がり、日の出後も日差しが和らいでいて、助かりました。

ご先祖様が気を使ってくださっているのかもしれません。

ただ、掃除の最中にも、尿がチョロリ、チョロリと漏れてしまい、情けない気持ちです。

ご先祖様には申し訳ないのですが、仕方がありません。

線香をあげて、ご先祖様に前立腺癌の手術を無事に終えたことを報告しました。

私の父は糖尿病を患い、最終的には右足を膝下から切断しました。

「前立腺の一つくらい、大したことないだろう」と、父は笑っているかもしれません。

改めて「健康管理」を心がけ、健康寿命を延ばし、父よりも長生きしたいと思います。

我が家は真言宗豊山派ですので、「南大師遍照金剛」を三回唱えながら手を合わせ、墓を後にしました。

日が照り始め、暑さが増してきました。

周りを見渡すと、他にもお墓を掃除している人たちがちらほらいます。

住職もジャージ姿で朝の掃除をしています。

掃除を終えると、なんだか心がすっと軽くなったような気がします。

ご先祖様が見守ってくださっているような気もします。

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