高崎芸術劇場 訪問 バスと電車で行きました (つれづれ#24)

つれづれ日記
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9月に入り、暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きます。

それでも「芸術の秋」ということで、思い切って高崎までクラッシックコンサートを聴きに出かけました。

群馬交響楽団によるブラームス

演目は、ブラームスの

《 ヴァイオリン協奏曲 ニ単調 Op.77 》

《 交響曲第1番 ハ短調 Op.68 》

指揮は 大友直人さん。

ヴァイオリン独奏は 前田妃奈(まえだ ひな)さん。

そして楽団はもちろん「群馬交響楽団」です。

ブラームス(1833-1897)は
バッハベートーヴェン と並び称される「ドイツの3大B」の一人です。

しかし、私にとっては、あまり なじみがない作曲家です。

バッハ や ベートーヴェン の曲なら

ドラマ や CM、街中の商業施設や レストランなどでも、BGM的に流れていたりして、

なんとなく 聞き覚えている曲も 多いのですが、

ブラームス と言われても、どんな曲があったか、浮かんできません。

コンサートへ出かける前にも、youtube や Amazon Music で聞いてみましたが、

聞き覚えがある曲は ほとんどありません。

鑑賞後 の 感想

実際に聴いてみると、やはり私にとって、ブラームス は難解でした。

感想を書こうかと思い、結構頑張ってみたのですが、うまく書けません。

ブラームスを理解し 消化するには もう少し時間が必要です。

感想文を書くのは それからにしようと思います。


なので、今回は高崎芸術劇場への 訪問記となります。

高崎芸術劇場 訪問記

高崎芸術劇場は 2019年9月にオープンした 新しいコンサートホールです。

できたのは知っていたのですが、新型コロナの影響で しばらく「開店休業状態」だったので、

行く機会が ありませんでした。

今回、久しぶりに バスと電車を乗り継いで 訪れてみることにしました。

高崎駅 東口

JR高崎駅の東口を出ると、ぐんまちゃんのイラストが描かれていて、

「ぐんまちゃん駅」と書かれています。

どうやら 7月19日 から 9月30日 までの期間限定で 駅名が変わっているらしく、

イベントも 色々企画されているようです。

群馬は 何でもかんでも ぐんまちゃんに頼り過ぎな気がします。

以前スーパーで「ぐんまちゃんバナナ」なるものを見たときは、

さすがに「いかがなものか?」と首をかしげました。

ぐんまちゃん、働きすぎです。

駅を出たところは デッキになっていて、左手にはヤマダ電機の本店がどーんと構えています。

群馬に本社がある企業では、売上トップだそうです。

写真を撮っている近くに 喫煙所があったので、とりあえず一服。

芸術劇場を 目指して

デッキから東方向を見ると、正面に国道365号線がまっすぐ延び、

その先に「高崎芸術劇場」の姿が見えます。

左側の高い建物はマンションで、3階4階が美術館になっています。

高齢者無料なので、帰りにチョット立ち寄ってみましたが、

コンサート帰りのお客さんで、結構にぎわっていました。

川瀬巴水(かわせ はすい)という、近代風景版画の第一人者の展覧会をやっていました。

東京の雪景色の版画も多く

「やはり昔は今より寒かったんだ」などと頓珍漢な素人感想を抱きつつ眺めました。

ペデストリアンデッキを歩く

駅から劇場までは「ペデストリアンデッキ」という歩道でつながっていて、

一般道を歩かずに行けます。

高齢者の足でも10分ほど。

屋根があるので、残暑の日差しは避けられますが、

頭隠して尻隠さず状態になり、結構暑い。

たらたら歩いていたら、男女二人組に追い抜かれました。

「私なら女性を日陰側にしてあげるのにな」と、遠ざかる二人を見ながら思いました。

高崎芸術劇場 到着

ペデストリアンデッキを進むと、いよいよ高崎芸術劇場が目の前に現れます。

歩道から そのまま2階エントランスに入れる造りです。

ロビーに入ると、制服姿の女性スタッフがずらり。

にこやかに 対応してくれて、ちょっといい気分になります。

このホールには、大きさの異なる 3つの会場があります。

大劇場:客席 2026席
音楽ホール:客席 413席
スタジオシアター:客席 約1000。

大劇場

今回はその「大劇場」でのコンサートです。

二千人を収容できるだけあって、とても立派です。

私の席は2階 後方の中央。

オーケストラを 見下ろすような位置でした。

上から眺めると、まるで大きな ホーン型スピーカーの中に オーケストラが入っているような感じです。

「本当にここまで音が届くのだろうか」と思いましたが、

実際に演奏が始まると、まとまった音が 一気に飛んできて 音の響きにつつまれます。

バイオリンのソロも十分に届き、心地よく広がっていきました。

座席は、映画館のように 後方がせり上がっているため、前の人がいても 舞台を見渡せます。

以前、HIMARIを聴きに行った「すみだトリフォニーホール」では、

前の人の頭の間から のぞくような形でしたので、

その点では こちらのホールに 軍配が上がります。

「音楽は聴くものだ」と言われれば 確かにそうですが、

やはり 演奏している姿も 見たいものです。

椅子は 広いとは言えませんが、窮屈でもありません。

最近の映画館のシートがゆったりしている分、やや狭く感じる程度でした。

チケットは1週間前に購入したため、すでに ほぼ完売状態。

残っていたのは 一番安い 3,000円の席でした。

地方ホールで群響を聴けるなら 妥当な値段だと思います。

これが 東京のサントリーホールベルリン・フィルウィーン・フィル となれば、値段は一桁変わるでしょう。

妻も誘ってみたのですが、「群響かぁ……」とあまり乗り気ではなく、結局ひとりで出かけました。

内心「何様だよ」と言いたくもなりましたが、まあ、好き嫌いの問題なので 仕方ありません。

ちなみにこの日は、

音楽ホールでは オカリナのコンサート、

スタジオシアターでは 矢野顕子のライブが 18時から行われていました。

土日の芸術劇場は、なかなかにぎわっているようです。

東京から、新幹線で 1時間足らず。穴場かもしれません。

車に頼らない生活

普段なら車で出かけるところですが、今回は あえてバスと電車を利用してみました。

車のほうが ずっと手軽ですが、公共交通を使ったらどんな感じか、試してみたかったのです。

群馬は典型的な車社会で、電車やバスの便は 都会に比べると少なく、

使い勝手がよいとは言えません。

今回は 事前に時刻を調べ、計画を立てて行動しましたが、

どうしても乗り継ぎや 待ち時間が多く、無駄な時間ができてしまいます。

正直なところ、やはり車のほうが 早くて便利です。

利用者が少ないから 便数が減り、便数が少ないから ますます利用者が減る。

そんな悪循環もあるのでしょう。

私自身、普段はどこへ行くにも 車に頼ってしまいます。

そのため 歩く機会がほとんどありません。

若いころは 登山をしてたので 歩くのは得意だったのですが、

今では すっかり苦手になってしまいました。

歩かないと 足腰も衰えるので、ますます 車に頼らざるを得なくなります。

高齢者が免許を返納できないのは、こうした地方ならではの事情でしょうか。

とはいえ 老いは確実に進み、いつかは免許返納をせざるを得ない時期がきます。

今のうちから

車に頼らない生活」の方法を考え、少しずつ準備していくことが大切だと思っています。

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