前立腺癌 1年検診は異常なし。でもこの夏の暑さは異常だ。さて、どうする? (つれづれ#21)

つれづれ日記
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夏本番

「梅雨が明けました。これから夏本番です!」

と、 天気予報のお姉さんが 言っていた。

群馬のここら辺は、6月からすでに暑い。

「もう十分、暑い夏を味わっているぞ」と言いたくなる。

しかし、「夏本番」は やはり違う。

連日、猛暑日と 寝苦しい熱帯夜が続いている。

工場で働いている人たちは 大丈夫だろうか。

と 昔の同僚たちが 心配になる。

「もうすぐお盆休みだから、頑張れ」と心の中でエールを送った。

前立腺癌 1年検診

前立腺癌の手術から1年が経ち、定期検診を受けた。

といっても、今回は 血液検査と問診だけ。

猛暑の中を出かけて、結果は「異常なし」。

先生からも「いいですね、問題ありません」とのことだった。

病院の中は涼しいが、一歩外へ出ると、むっとして暑い。

退院の日の暑さを 思い出した。

夏の暑い間、また入院して、やさしい看護師さんに世話をしてもらい、

ちょこっと手術をして、医療保険からお金をもらえたら……

などと、不謹慎なことが頭をよぎる。

いやいや、だめだ。何を考えているんだ。

やっぱり 健康が一番だ。

どうもこの暑さで、脳みそが 少し溶けかかっているような気がする。

猛暑の中のプール

暑くて、散歩もできない。

その代わりに、運動不足解消として、週に3〜4回、プールに通っている。

歩いては泳ぎ、泳いでは歩く。

そんな調子で、合計 500メートル位 泳げるようになった。

その割に、あまり「運動した」という感じがしない。

泳ぎが上手くなったのかもしれない。

しかし、泳ぎが上手くなることが 目的ではない。

目的は、もう少し体脂肪を減らし、できれば筋肉を増やすこと。

なのに、体重は減ることはなく、腹も出っぱなし。

なかなかうまくいかない。

効果が出るのは、まだ これからだろう。

と思うことにした。

夏休みに入ったせいか、プールには子どもたちの姿が増えた。

屋外プールがあるので、そちらで 子供たちは 強烈な日差しの中で 元気に遊び回っている。

付き添いの、お父さん お母さんのほうが辛そうだ。

自分も子どものころは、毎日のように プールに行ったり、

カブトムシを捕ったり、利根川の河川敷で 遊んだりしていた。

でも、当時の夏は、今ほど暑くはなかったと思う。

やはり、最近の夏の暑さは 異常だ。

地球温暖化

「地球温暖化」という言葉を聞くようになってから 久しい。

大気中の 二酸化炭素(CO₂)の量が増えているのが 原因だという。

太陽からの光が 地球に届き、地表を温める。

地球ができてから 40億年以上たつが、その間、ずっと温め続けられている。

これだけだったら、地球は熱くなり 溶けてしまいそうだが、

そうならないのは、地球が熱を 宇宙空間へ 赤外線で放射しているからだ。

太陽からの入射熱と 宇宙空間への放射熱のバランスで 大気の温度はなりたっている。

絶妙なバランスだ。

CO₂は この赤外線を吸収し、熱をため込む性質がある。

これが温室効果であり、温暖化のしくみだそうだ。

人類は、産業革命後、化石燃料を使い続け、CO₂を大量に排出し続けている。

その結果、生活は便利になったが、大気中のCO₂濃度は上昇し、

それに伴って 気温も上昇している。

この便利な生活を 簡単に手放すことはできない。

しかし、温暖化に伴う気象の変化や 災害のリスクも、無視できるものではない。

温暖化を防ぐには、大気中の 二酸化炭素量を減らす ことが大切だが、

今、人類が取り組んでいるのは、二酸化炭素の 排出量を減らす という施策が主だ。

世界各国がCO₂の排出量を減らそうと努力しているものの、目に見える成果はまだない。

CO₂は空気中に 0.041% だけ存在する。

全体から見ればごく僅かだ。

ごく僅かなため、人類が排出する量が少し増えただけでも

影響は大きくなるのかもしれない。

空気中の CO₂そのものを減らすことができればよいのだが、今の技術では難しい。

分離すること自体はできても、その過程で沢山のCO₂を排出してしまう。

そして、どこに どう保管するかも 問題になる。

CO₂は 炭素 と 酸素 の化合物。

これを分解して 炭素だけを取り出し、ギュッと固めれば 石炭に、さらにギュッと固めれば ダイヤモンドになる。

もしこの技術が実用化できれば、温暖化を防げるし、女性も喜び、ノーベル賞間違いなし……?

でも、炭素と酸素の結びつきは非常に強固で、簡単には分離できないのが現実だ。

日本は先進国で人口も多い。そのためCO₂排出量も多い。一人当たりの排出量も多い。

どこかの誰かが悪いのではない。日本人の責任も大きい。

CO₂削減。なんとかならないものか。

ところが、これをさらりとやってのける存在がいる。

植物である。

偉大なる植物

植物は、葉で光合成を行う。

空気中の CO₂と 根から吸収した水(H₂O)を使い、炭素・水素・酸素を組み合わせて有機物をつくり、成長していく。

その過程で、余分な酸素を大気中に放出してくれる。

そのため、北半球では、光合成が盛んな夏は、大気中のCO₂濃度が下がり、冬は増える。

すばらしいことを、さらりとやっているのだ。

人類が化石燃料を使って CO₂を出し続けるなか、植物たちはそれを吸収し、調整してくれている。

植物を大切にすることが、温暖化への対策の 第一歩だと思う。

日本は、水と緑に恵まれた素晴らしい国である。

温暖な気候で、国全体が これだけ緑に覆われた国は 他にない。

国土の 森林面積率は 先進国ではトップクラスだ。

この豊かな緑を守ることは、私たちの責任ではないだろうか。

私は、そう思う。

身近な緑を ムリせず守る

そのために 自分は何ができるだろうか。

暑さで 溶けかかった脳みそで 考えてみた。

良いアイデアなど でてこない。

とりあえず

「緑を守るために、庭の草むしりや 剪定、芝刈りは 夏の間はやめておこう」

そんな「庭仕事をやらない屁理屈」をこしらえて、エアコンの効いた部屋で 過ごしている。

頭を使いすぎて疲れた。早くも 夏バテ気味だ。

暑い 熱い 夏は、始まったばかり。

高齢者のみなさま、どうか熱中症には気をつけて、夏を無理せず楽しみましょう。

※この記事は筆者の個人的な体験や考えに基づいています。
情報の正確性には努めていますが、内容のご利用にあたってはご自身でもご確認ください。

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