行楽の秋を楽しむため、赤城山へ行きました。
帰り道には、食欲の秋を満たすため、福豚の里「とんとん広場」を訪れました。
赤城山大鳥居
前橋市街地から赤城山に向かう県道4号線の途中に、朱色の「赤城山大鳥居」があります。

前回紹介した 小泉稲荷の大鳥居と同じくらいの大きさです。
赤城山へ行くときは、たいてい この大鳥居をくぐります。
まさに赤城山の表玄関といった感じです。
赤城神社 と 大沼湖畔
最初に訪れたのは 赤城神社。
大沼の湖畔にあります。
平日にもかかわらず 観光客はそこそこいて、外国人の姿も目立ちました。

湖畔の木々も 色づいています。

大沼は、水が 少なめに感じます。

沼には鯉がたくさん泳ぎ、観光客が 餌をあげていました。

大沼は、冬は全面凍結して ワカサギ釣りのメッカとなるのですが、鯉はその間 どうしているのでしょうか。
秋空に 紅葉が映えます。

紅葉を楽しみながら 徒歩で沼を一周しようと思っていたのですが、
「熊出没注意」の看板があり、
クマと戦う自信がないのでやめました。

看板に描かれていたクマは、どう見ても ヒグマ。
でも、赤城山にヒグマはいません(本州にはいないはず)。
嘘はいけませんが、注意喚起としての インパクト はあるので、まあ良しとします。
そんなわけで、車で大沼を回り、鳥居峠まで行くことにしました。
鳥居峠と「ほぼの駅 AKAGI」
鳥居峠は、赤城山へ来ると、必ず立ち寄る お気に入りの場所です。
標高は約1,400m、気温は8℃。
前橋の市街地より 10℃ほど低い感じです。
鳥居峠から眺めた、覚満淵方向。

冬には こんな風景になります。

かつて この場所には「赤城山頂駅」と呼ばれる建物がありました。

現在はリニューアルされて「ほぼの駅 AKAGI」になっています。

群馬県出身の 糸井重里さんが代表を務める「ほぼ日」が、この駅跡地を買収したそうです。
糸井さんは 1948年生まれ。
なんと本日 11月10日が誕生日で、77歳となられました。
おめでとうございます。
一般的には 後期高齢者と言われる年齢ですが
現役で 新しい挑戦を続けている姿には、勇気をもらえます。
訪問時には まだ営業していませんでしたが、オープンに向けて 準備が進んでいるようでした。
(11月1日にプレオープンしたようです)
この場所が「駅」と呼ばれるのは、かつてケーブルカーの終点だったからです。
私が生まれた年(昭和32年)に開通し、10年後に休止、その後廃止になりました。
私の記憶の中には、まったく残っていません。
建物下に 当時の駅舎跡があります。かなり急こう配であったようです。

柵も何もないので、入り込むときは自己責任で!
鳥居峠からは、標高差1,400mの景色が見渡せます。
南東方向なので、太田市方面でしょうか。
その先には 東京があります。

現在「ほぼ駅」のホームページでは
ライブカメラ映像が公開されています。
夜でも薄明るく見えるほど 高感度なカメラで、日の出 や 夜景 も楽しめます。
赤城山のこれから
大沼周辺では、新たなキャンプ場「大沼(おの)キャンプフィールド」の整備が進んでいます。
当初は 今年秋頃のオープン予定でしたが、令和8年 春ごろに延期されたようです。
また、赤城ビジターセンターの建設も遅れており、こちらは 来年秋以降へずれ込むらしいです。
屋根の形を 赤城山の稜線に似せようとしているらしいのですが、
なかなか加工が難しいようです。
気象条件の厳しい場所だけに、工事が難航するのも 仕方ないかもしれません。
工事遅れに伴い 事業費も膨らんでしまうらしく、
群馬県が進めているので、県民としては、ちょっと心配ですが、
どんな施設ができるのか 楽しみです。
春になったら、ようすを見に、新緑の赤城山を また訪れようと思います。
個人的には、
「葉が枯れていく紅葉」より
「若々しい新緑」のほうが好きです。
帰り道 ― とんとん広場で食欲の秋
下山途中、前回訪れた「見晴らしの湯」へ寄ろうと思っていたのですが、
おなかも空いてきたので、前から気になっていた「とんとん広場」へ向かいました。
林牧場で育てた「福豚」を使った料理が評判の レストランです。
群馬は、なにげに養豚業が盛んで、豚肉出荷高は 全国 5位くらいだったと思います。
赤城山から 赤城南面道(県道4)を下り 畜産試験場の信号を左折し
あかぎ・風ライン(県道353)を東へ向かいます。
とんとん広場
カーナビの ナビ機能が ほぼ役立たず状態になってきているため、
記憶を頼りに 道路左側を注意しながら進むと、特徴的な建物が現れました。

駐車場は広く、建物左側にもスペースがあり、かなりの台数が停められます。
駐車場から店舗に入る 階段のわきには、ブタがいました。

もちろん 作りものです。
店舗内は広めで、椅子の数だけなら、100席ほどありそうです。

午後2時近い時間だったため、客は少なめ。
窓際の席に案内されました。
メニューはトンカツ、ステーキ、カツカレー。
どれも好物ですが、今回はステーキ定食を注文しました。
ソースは ガーリック・きのこ・しょうが の 3種類から選べます。
迷いながら ガーリック を選びました。

ごはん、みそ汁、おしんこ付きで、お値段は1,900円。
肉厚は 20mm近くありそうです。

柔らかな肉を 口いっぱいに頬ばり、一気に食べつくし、
久しぶりに「肉を食べた!」という満足感に浸れました。
内科の先生から「痩せなさい」と言われていますが、
我慢弱い私は、欲望にまかせて食欲の秋を楽しみました。
「まあ、たまにはいいか」と思うことにします。
トンカツ と カツカレー も、いつか「必ず 食べにこよう!」と心に決めました。
終わりに
赤城山も少しずつ進化しています。
春になったら、新しい施設や 自然の息吹を見に、また訪ねたいと思います。
楽しみな発見と 美味しい食事に恵まれた、秋の一日でした。
「ほぼの駅」ホームページ
「とんとん広場」ホームページ