航空自衛隊 C-2輸送機
庭仕事をしていると、突然、轟音が近づいてきた。
空を見上げると、秋の青空の中を、航空自衛隊の輸送機 C-2 が東から西へ飛んでいった。

最初に2機が通り過ぎ、少し遅れて3機目が飛んできたので、あわててシャッターを切った。
最近の旅客機は高い高度を飛ぶので、飛行機雲でも引いていないかぎり気づかない。
音がして、こうして はっきり見えるのは、たいてい自衛隊機だ。
トランプ大統領が来日していた時期なので、何か関係があるのだろうか――。
そんなことを思いながら眺めていた。
忘れていたラジコン飛行機のこと
C-2を見ていて、ふとひらめいた。
「あっ、そうだ。ラジコン!」
以前、利根川の散策中に、同世代の方がラジコンを飛ばしていて、
「自分で作ったんですよ」
と言っていた。
その言葉が、製造業出身の私の心に、少しだけ火をつけたのだ。
その後、ラジコンについて色々調べたが、情報が少なく、いつしか記憶の奥へ。
ChatGPT に相談してみると、
ラジコン飛行機の情報は分散していて、初心者は全体像がつかみにくい
まずは入門用の組立機を買って、構造を見るのも手。
とのアドバイス。
「なるほど」と思い
Amazon で 探してみたが、組立式の入門機は見つからない。
高価な完成品を買って 分解する勇気もない。
しばらく悩んでいるうちに 忘れてしまっていた。
Birdy-X 2.0 との出会い
改めて Amazon で探したら、
HAWK’S WORK RC紙飛行機 Birdy-X 2.0
なるものを見つけた。
お値段 5,820円。これなら無理なく手が届く。
紙飛行機を折って、パワーユニットをテープで貼るだけ。
「これだ!」と思い、即注文。

開封と内容物
梱包を外すと、こんな感じの箱にはいってます。

箱を開けるとこんな感じ。

一番上に、「購入してくれてありがとうカード」が入っていました。

裏面は、なにやら注意事項っぽい 英語の文章

念のためChat Gptで翻訳してみた。
注意事項(ウォーム・チップス)
取扱説明書または動画を見ながら、紙飛行機を折り、飛行用パワーブラケット(モーター部分)を取り付けてください。
正しい姿勢で紙飛行機を投げてください。
風のない日、または軽い追い風のときに飛ばしてください。
初心者の方は、スロットルを40~60%にして飛ばすと操作しやすいです。
サポートメール:support@shawks-work.com
ガイド動画を見るには、QRコードをスキャンしてください。
小さな取説も、すべて英語。

こちらは、図解がしてあり、見ればわかる的な感じなので、翻訳は省略。
内容物の確認
まずは 内容物確認。
●リモートコントローラー
幅12cmで小さめ。小さな子供でも持てるサイズ。

コントロールレバーが 左右に二つ。
左レバーが出力、右レバーが方向。
ランプマークのボタンは使わない。
前側にも左右にボタンがあるが、これも使わない。

裏ブタをあけると、単2電池が3本入れるところがある。

電池は添付されていないので、自分で用意する。
●パワーユニット
受信機・バッテリー・モーターが一体の小型ユニット。

バッテリーコネクターは外されている。
電源ON・OFFスイッチは付いていない。
モーターの径は6mm、長さ12mmと超小型。
ユニットの重さは、11.5g。構成パーツのなかで一番重いです。

●バッテリー
LI-POバッテリーが2本。

バッテリーの重さは4g

●プロペラ(予備)
右と左で、プロペラのねじれ方が 逆になっている。
左右で回転方向を逆にして、バランスをとっているのだろう。

●取り付け用テープ
パワーユニットを紙飛行機へ、これで貼り付ける。

マスキングテープに近い粘着力。
●USB充電ケーブル
バッテリーを充電するためのケーブル。
コネクター部が小さいので、抜き先時は注意が必要。

●紙飛行機用のペーパーが4枚
A4サイズでコピー紙より厚く、画用紙より薄い感じ。

いろいろな紙で いろいろな紙飛行機でトライするのも 楽しみである。
いよいよ制作
制作に入る前に、バッテリーを充電しておく。
20分~30分かかる。

充電中はUSBのコネクター部にランプが点灯し、終わると消灯します。
1回の充電で、10分間飛行可能なようです。
紙飛行機を折る
小さな取説をもとに折り始める。

今回は青い紙を使用。

中央の点に 角が合わさるように折る。

翼部を点線に沿って外側へ折る。

定規をあてると きれいに折れる。
両側折ると、紙飛行機っぽくなった。

ここまでは、小学生でも機械音痴のお母さんでも作れる。
しかしこの状態では、まったく飛ばない。できの悪い紙飛行機です。
パワーユニットの取り付け
紙飛行機の胴体部分を はさむように挟み、テープで固定するだけ。

テープは剝がしても、紙が破れるまでの粘着力はない。
テープの端は少し折り返しておくと剥がすとき便利。

バッテリーをつなぐと受信機が点滅する。

ペアリング
リモコンと受信機を一対一で通信できるようにする作業です。
これをしないと、混信してしまうようです。
リモコンの電源ボタンを押すと、ランプが点滅する。
この状態で、左レバーを前方まで倒し、音がなったら手前一杯に引くと、
また音が鳴り、電源ボタンと受信機のランプが点滅から点灯状態に変わる。
これでペアリング終了。

左レバーを静かに前へ上げていくと、プロペラが回転する。

回らなかった場合は、ペアリングできてないので、再度トライする。
これで完成。
特別な組立スキルは必要ありません。
リモコンがなかったら、ラジコン飛行機には見えません。

重さは、17.5g

十円玉4個で、0.5gおつりがくる軽さです。

さっそく飛行トライ
庭で飛ばしてみたが、木の枝に当たり 即墜落。
隣のアパートの駐車場で再チャレンジ。
上昇したと思ったら、旋回で失速して墜落。
パワーユニットの位置を微調整すると、だいぶ安定してきたが、風に流されて壁にぶつかり墜落。
注意書きにも「風のない日」とかいてあった。
操作の未熟もあるが、風には弱い。
上達するまでは、広さと無風が必要。
操作には慣れが必要だが、結構面白い。
風のない日に、広い場所で再挑戦したい。
パワーユニットはテープで簡単に外せるので、
自作機への応用も楽しそうだ。
100均あたりで売っているのグライダーにも付けられそうだし、
段ボールや画用紙で自作飛行機を作って 試すのも 面白そうだ。
いつかC-2とランデブー飛行ができる日がくるかもしれない。

空への一歩
若いころは登山をしていたので“陸”は制覇した(つもり)。
今はプールに通っているから“水”も制覇した(つもり)。
次は いよいよ“空”だ。
利根川へ行ったときのブログにも
「空か……紙飛行機あたりから始めてみようか」
と書いたのを思い出す。
Birdy-X との出会いは、どこか運命的だ。
大げさだが、いよいよ空への一歩を 踏み出す気がしている。
問題は、私のあきっぽい性格だ。
これから風の強い季節になる。
早く風の吹かない日が来てほしい。
風よふくな!
最後に
「いい年こいて 何やってるんだ」 と思われる方もいるかもしれません。
「仕事」や「子育て」あるいは「介護」で忙しく、自分のための時間なんて作れない……という方も多いと思います。
しかし、年齢を重ねると、多くの人が「新しいこと」に尻込みしがちです。
そうなっていませんか。
体の衰えは自分でも気づきますが、
「好奇心は、肉体より先にふける」と言われます。
知らないうちに「今さら」とか「いい年こいて」とか「めんどくさい」と思うことが 増えていませんか。
もしそうなら、好奇心が少し衰えてきているのかもしれません。
私は、自分の好奇心に気を配り、小さな炎が消えないように 注意しています。
もし好奇心の炎が消えてしまったら、たぶん私は「ボケ」ると思います。
今までの価値観や「ルーチン」から一歩外へ出ることも 大切です。
あなたにとっての「紙飛行機」を見つけて、飛ばしてみませんか。
「ラジコン紙飛行機」に興味のある方は 下のQRコードを読み取ると、作り方とか、飛ばし方の解説動画を見ることができます。

お子さんや お孫さんと一緒に作ったら、きっと喜ばれると思います。
おじいちゃん(お父さん)の 株が上がること 間違いなしです。