前立腺癌の手術を無事に終え、退院しました。
まずは、お世話になった会社に、手術が無事終了した旨を含め、暑中見舞いを出しました。
皆元気だろうか、この暑い中、工場内作業は大変だろう。
退職したことに関して、やや寂しさを感じます。
さて、これから何をしようか。
退院してから、一週間が経ちます。
手術跡の傷は痛くはないものの、少しひりひりして、ジュクジュクとした感じで肌着を汚してしまいます。
カットバンを貼ってみましたが、なるべく乾かした方が良いだろうと考え、部屋にいる時はお腹を出して過ごすことにしました。
なんとなくだらしない姿ですが、気にしないことにします。
部屋を見渡して、少し整理整頓でもしようかと思い立ちましたが、少し動くと、すぐに尿が漏れてしまいます。
尿漏れを防ぐには、骨盤底筋を鍛える体操を継続することが必要で、これ以外に方法はないそうです。
先生や看護師、理学療法士も皆、同じことを言っていました。
骨盤底筋体操は、尿を止めるように、その部分の筋肉をギュッと締めて10秒ほど保持する運動で、これを1日に50回ほど行う必要があります。
手術前からこの運動を指示されていましたが、やってみてもどうも力の入れ方がわかりません。
10秒間保持するのが難しく、途中で力が抜けてしまいます。
もともと骨盤底筋が弱っていた感じがします。
連続で50回は無理なので、少しずつ何回かに分けてやることにしています。
何回やったかを数えるために、手押しカウンターを買いました。
これがなかなか便利です。
骨盤底筋を鍛えるために散歩も良いと聞きましたが、日の出とともに暑くなるこの夏、散歩は難しそうです。
天気予報では熱中症警戒アラートが出され、屋外での運動は控えるようにと言っています。
ならば、大型ショッピングセンターの中を歩き回ろうかと考え、出かけてみましたが、歩くたびに尿漏れが増えて、股間が重くなってしまい、すぐに帰宅しました。
尿漏れが続くと外出が億劫になり、引きこもりがちになるという話を聞きましたが、まさにその通りだと実感しています。
最新のダビンチ手術でも、1年後には10人に1人くらいの割合で尿漏れが続くというデータがあるそうです。
その「1人」にはなりたくありません。
焦らず、まだまだこれからです。地道に取り組んでいこうと思います。
そして、引きこもりにならないよう、注意していこうと思います。